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※6巻表紙(サムネイルクリックで全体画像)。2巻以降インデックスさんの表紙露出が無かったので、
 久しぶりの登場。3・4・5巻と表紙に暗い色が連続してたので、今回は明るめの絵になりました。

※シェリー=クロムウェル。彼女は今までの女性キャラと違うポジションにいるので、
 いわゆる「カワイイ女性像」を一旦壊して、キャラの幅を作る事を念頭に置きました。
 ちなみに、ラフ段階のものと挿絵で描いたものとでは、顔立ちや衣装がすこし違ってます。

※シェリー関連その2。衣装を改訂。本番の挿絵では、ココからさらに変更がされています。
 ゴーレム=エリスは周囲のモノを取り込みながら常に姿形を変えているので、
 複数有る挿絵の全てでちょっとづつ造型を変えてます。

※風斬氷華。こっちはシェリーと違ってお約束を踏襲しているタイプなので、造型に或る程度の抑制をかけました。

※風斬関連その2。髪型や髪留めを微妙に変更。「中身」の設定は、本文改稿のため別のものに挿し替わりました。

 ちなみに、彼女を特徴付ける「眼鏡」と「片方だけ留めて長く伸ばした髪」は、指定の段階から既に有ったものですが、
 こちらではそれを"虚数学区と学園都市を相互にアクセスするデバイス"と解釈しました。
 つまり眼鏡はモニタで、髪の毛はLANケーブル…といったような感じです。

※黄泉川愛穂。彼女もシェリーと同様にラフと本番の挿絵ですこし顔立ちが変わっています。
 シェリーもそうですが、既存キャラのいわゆる"萌え的な造型"に無理矢理キャラを併せようとすると、
 結果的におかしな部分ばかりが目に留まるようになってしまったため、
 本番では敢えてその辺を意識しないようにしています。

 警備員バージョンも描く予定でしたが、本文に用いられなさそうだったので今回は見送り。

※「超機動少女カナミン」ライバルキャラコスプレの風斬。昔風アニメな感じで。

※6巻表紙没稿。絵的には下のラフよりもこちらの方がちゃんとしていると思いますが、
 「逆光」と「細々した色の多い背景」がキャラを埋もれさせてしまうので没。

※採用された表紙ラフ。逆光構図を排して背景をごっそりカット。キャラを大きく見せる方向へ特化しました。

※オマケ。6巻からは美琴の髪留めを変えています。3巻のときから兆候は有りましたが、
 5巻からはインデックスとのダブルヒロイン体制がこれ以上無いくらい明確になったので、
 「女の子なパーツ」を追加したかったんですが、常盤台中学は制服推奨(私服禁止)という設定も有って、
 消去法で髪留めになりました。

※7巻表紙(サムネイルクリックで全体画像)。オルソラとアニェーゼの新キャラコンビ。
 6巻以降は、全てのカラーイラストに「基本となる1色」を設定しています。
 で、今巻の表紙は赤紫系で背景もキャラも統一。色味のせいか妙にエロいね……。

※オルソラ=アクィナス。いままではインデックスにミーシャ=クロイツェフと、
 シスターさんのカテゴリを逸脱したシスターさんばかりだったので、
 彼女は出来るだけノーマルな外見にする事をこころがけました。

※アニェーゼ=サンクティス。今巻のシスターさんズは基本的に同じ衣装ですが、
 袖とスカートの一部をファスナーで着脱できる形になっています。
 ちなみに、胸部のラインは十字を模しています。

※建宮斎字。頂いた指定では「ぶかぶかの格好。十字架を模した携帯扇風機をぶら下げている」
 という事だったので、そこから「B系を聖職者の衣装として代用している」と言った感じにしてみました。
 得物であるフランベルジェは、本編で5割増くらい刀身が長くなってます。

※ローラ。ラフを起こしたときは苗字が「コーンウォリス」でしたが、本編では「スチュアート」になっています。
 彼女は「インデックスが大学生くらいの歳になったらこんな感じかなー」と思いつつ描いてみました。
 髪留めや、7巻目次の雨傘など、随所にインデックスと似た造型のパーツを盛り込んでいます。

※ディテール。ローラの髪留めについては前出のとおり。インデックスのバッジを横一列に並べた感じです。
 オルソラが物語途中から付ける十字架は、宗派などによってデザインが異なることを考慮し、本編では変更。
 アニェーゼの蓮の杖は、カナミン(5巻ラフ頁を参照)の持っている魔法のステッキが造型のベースになっています。

※表紙ラフ案その1。モノとしてはこれでも良かったんですが、オルソラが「なんか違う」ので自没。理由は後述。

※表紙ラフ案その2。陰陽図のように色も反転させる事を前提とした構図取りでしたが、
 「シンプルさ」が損なわれるのでこれも見送り。

※で、決定稿はコレ。アニェーゼはオルソラに抱き付いているのではなく「捕らえて」いて、
 オルソラはアニェーゼと仲良しなんかじゃ無く「消極的に逃れようとしている」のです。

※8巻表紙。今回はこの2名が主役なので表紙もそのまんまです。
 白井は6巻までの造型が、主人公&表紙を張るにはイマイチ向いていない気がしたので、
 8巻にあたっては主役に見えるよう色々とマイナーチェンジを施しています。

※結標淡希。彼女は白井の対となるキャラだったので、僅かに造型の類似点が有ります。
 制服は霧ヶ丘(風斬は『居た事になっていて』、姫神が在籍していた高校)の冬服になっています。

 ……で、左側の時点では思いっきりその事を忘れてたので、スカートが風斬のそれと違ってます。
 リライト版ではその辺を改訂。あとはニーソをスニーカーインに変えて乳を増量しました。

※初春飾利。「頭上の花飾りを除けば、意外と真っ当でやや地味目?」といったキャラにしてみました。
 表情や感情に連動して頭の花が満開になったり散ったりする遊びを入れたかったのですが、
 漫画ならまだしも、イラスト数が限られている小説版では逆に解りにくくなりそうだったので見送り。

※一通さんことアクセラレータのリデザイン。全体の色は黒メインから白と灰色に変更しました。
 髪型は無造作系。電極チョーカーは見た目デジタルポータブルプレイヤーです。
 シャツの柄は「獲物を狙って猛禽類が上空でバサバサやってる様」を単純化した感じで。

 …余談ですが、一通さんの服がどことなく特撮テイストなのは"わざと"です。
 5巻までがデビルマンで、5巻以降はウルトラマン…果たして、作中の季節が冬になったらどうなる事やら。

※表紙ラフ。今回は見せ所がとてもハッキリしていたので、構図には特に迷わなかったです。

※9巻と10巻の表紙。今回は横に並べて一つの見開き絵となる構成にしました。
 あらためて見直すとキャラの塗りがあっさりしすぎな気がする……。

※吹寄制理。いわゆる委員長系?

 余談ですが、禁書目録のキャラクターは「上条の日常」と「上条の非日常」を補強する人物とで
 大雑把にですが造りを変えています。インデックスと美琴の対比あたりが引用としては解りやすいかな?
 (小萌先生みたいな例外もいますけど)

※オリアナ=トムソン。脳内イメージがモヤモヤしたままで描いていたので、
 思いっきりラフにもそれが出ちゃいました。「お姉さん」というより「おかみさん」体型だし。

※吹寄その2。当麻たちの体操服ディテールも兼ねています(男女共通)。
 彼女は基本的に「乳がデカい以外は見かけ普通の高校生」だろうと思ったので、
 リボンや光りモノの類・特殊な髪型・極端に目立つ衣装とかは使わないようにしました。

※オリアナその2。上のラフがアレだったので再度詰め込み。ついでに乳も詰め込み。
 「これは明らかにはみ出るっていうかモロに見えるだろ」と言う突っ込みは華麗にスルー。

 ちなみに2枚目の吹寄とオリアナは「このままラフで流すのは勿体無い」と言う話になったので、
 すこし修正したものを本編のカラーページに流用する事になりました。

※速記原典と使徒十字(刺突杭剣)。速記原典はまんま単語帳。使徒十字の中央は神の子を模しています。

※リドヴィア=ロレンツェッティ。6巻のシェリーと同じで、彼女は禁書キャラのお約束を
 取っ払って描いてみました。衣装はローマ正教ズのコンパチになっています。

※母2名。詩菜は「名作劇場」系の長女、美鈴はカラッとした性格の姉ちゃん、みたいなイメージでしょうか?

※9巻口絵・表のラフ。今までは扉と目次含め8頁分の口絵を描いていたんですが、
 今回は明らかにその時間が無いのと、お祭り騒ぎのワイガヤ感を出したかったのとで、
 三つ折り形式のゴチャキャラ構成にしました。

※9巻口絵・裏のラフ。裏側の絵はシチュエーションを切り捨ててキャラを見せる事に特化しています。
 オリアナの乳は「少年漫画の寸止め原則(=大事な部分は不自然に隠される)」にのっとって、
 使徒十字の影で隠しました。

※10巻口絵・表のラフ。こっちは9巻とやや趣向を変え、メインキャラにスポットをあてる絵にしました。
 ちなみに、姫神は6巻&9巻の口絵や今回の表紙での扱いがちょっと可哀相だったので、
 この絵ではあえて目立つような配置にしてみました。

※10巻口絵・裏のラフ。「今までと違った事をやってみよう」と言うことで似非フレスコ画風に。
 背景の壁画は、完成版と人物の配置がまるで違っていますね。

※表紙ラフ。前後編の連続刊行が決まった時点で「表紙は見開き構成にするしか無い!」と決めていました。
 小萌先生と姫神を描くことを決めた時点で「この2名は帯で隠した方が美味しいな」と思ったので、
 自然と敵キャラ2名を取り囲む構図が出来上がった感じです。

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