※11巻表紙。そう言えば、背景に主要色を複数使ってるのって珍しい…。
過去の食蜂さん(愛称:ミニ蜂さん)と上条さんの扱いについては後述。
※ファイブオーバー=アウトサイダー(略称:FOOS)with蜜蟻愛輸。
「たくさんの"眼"が付いた、球体」と言う事で、あーコレはもう"使徒"だよねと。
作中の変幻自在性からすると、この姿も数多有る形態のほんの一例に過ぎないと思いますけど。
蜜蟻さんについては、→漫画版ラフ頁に有る、食蜂さんのボツ案ほぼそのまんまです。
通常、この手のボツ案はお蔵入りが常ですが、食蜂になれなかった、不遇の少女というコンセプトから、
「このボツ案娘を主要キャラにしようぜ!」…と言った感じに本編は書き進められたそうで。
ヤンデレサイコさん成分マシマシなので、表情には多少手が入っています。
※FOOSwith蜜蟻その2。FOOSには「統御ユニットは、ゲル群体の中から半無作為的に選出される
→仮に潰されても新たな"リーダー格"が成り代わる」とか「形態を変化させるため、大気や土中の物質を取り込み
組成を変化させる」etc…みたいな自分設定が有ります…いや、挿絵には一切反映されないんですが。
※FOOSその3。『蜜蟻300(スリーハンドレット)』ことFOOS偽装体は、リアルに体重300kg超えの女子を描く
…となると、正直かなりアレな絵面になるので、飽くまで「不気味な着ぐるみマスコット」として描いています。
主な特徴が食蜂さんのそれに変わったのは…「手の込んだ(蜜蟻の)嫌がらせ」と言うヤツですね。
※ミニ蜂操祈さん。中学生女子が1年でこんなに成長するものかよと言う真っ当な突っ込みは
「まぁ、とある筋からの要請だし…ね?」の一言で終わるとして、ただ単に『超電磁砲』に寄せただけの
ミニマム化では物足りないなぁ、とは思ったので、文字通り"全体的に角の取れた"造形になっています。
あとは…髪と目の色を変えたら、「誰か」に似てると思いません?(わざと似せてます)
この点は11巻本編既読の方なら、何となく腑に落ちるんじゃ無いかなぁと。
※ファイブオーバー=メンタルアウト(略称:ヒメバチ、またはFOMO)。
デザインを担当して頂いた→葛西心さんの許諾を頂き、当ページにて公開です。
本来であれば、1C6(本文モノクロ挿絵6枚目)で全体像とまでは行かずとも描かれる予定だったのですが
(または見開きで『FOOSvsFOMO、二大怪獣頂上決戦』みたいなものも想定していたりしました)、
「食蜂と蜜蟻、ふたりの対称構図にして欲しい」という厳命が下ったため、ガジェットを入れ込む余地が
ほぼ無くなってしまったと言うオチが…わざわざデザインを切って頂いたのに、申し訳無い。
※11巻表紙ラフ。表紙もそうですが、今巻の上条さんを徹底して見切れにしているのは、
すべて「この巻でただ一度だけ顔の映る、見開きのための布石(溜め)」です。
※12巻表紙。旧約11巻以来久しぶりのインデックスと上条(と二匹…二匹?)
実は作中時間軸的に、ダイヤノイドでショッピングしてる最中は「夜」ですが…えー、すっかり忘れてました。
※ニセ藍花悦こと加納神華くんのイメージスケッチ。何となくキャラの輪郭がぼんやりしていたので、つらつらと。
いわゆる"男の娘"路線は当初から指定されていたのですが、ココではまだ振り切れていない感が有ります。
案の定「もっと萌えキャラ的で構わない」といった旨が示されたので、↓以下に続きます。
※加納くんその2。萌えキャラ…と言うかマスコットキャラ路線に転換。画像内でも言及していますが、
被り物ジャケットの元ネタは『serial experiments lain』という1998年のアニメ。
主人公が自室で着ていた「クマの着ぐるみ型の部屋着」です(続く)
※加納くんその3。(続き)フードを被る=頭を隠す・覆う…と言う状態は、
「他人の威を借り、正体を曖昧にしている」彼の立ち位置にもピッタリ嵌ると思いました。
…となれば、終盤で彼が"誕生"する際に、フードは外されるのが自然と言う事になりますね。
※三魔神ズの『娘々』。1案と2案で殆ど違いが無い=すんなりキャラが出来た感じ?
当初から三魔神ズのディテールには細かい指定が有ったので、ソコを大外しさえしなければ、
あんまりドン詰まる要素も無い…と言った次第で。
とは言え、やっぱり自分の世代でキョンシー…と来れば「『ヴァンパイア』のレイレイ」ですよねー。
※三魔神ズの『ネフテュス』。彼女には明確なモチーフが特に無いので、ほぼ指定通りのキャラです。
自分が追加した要素と言えば…瞳の色がじゃかじゃか変わるとか、そのへん?
本案である2案では露出度がDOWN&目の下に緑色の紋様を追加。と言う事は、彼女の"本当の瞳"は…?
※三魔神ズの『僧正』。真っ先に連想したのが「『犬夜叉』の白心上人」だったので、1案はモロにそんな感じ。
「もっと派手にして良いです。あとハゲキャラは珍しいので、被り物ナシで」と言われたため、2案のような造形に。
2案のモチーフは…って、コレは書くまでも無さそう。
※三魔神ズの補足。『娘々』と『僧正』は後姿に特徴があるので、いちおう。
『ネフテュス』は背面に特徴的なディテールが無いので、割愛しています。
…ちなみに『娘々』さん、「ぱんつはいてない」です(←ここ、地味に重要)!
※サンジェルマンその1。本編で主に登場する紳士タイプ(α)と女子タイプ(β)の2案。
自分でも描きながら「地味だなー地味だなー」と思っていましたが、やはり「地味」と言う事で、2枚目へ以降。
※サンジェルマンその2。「ドンキホーテのパーティーコーナーで、マジシャンのコスプレ衣装を掻き集めた感じ」
…と言う事で、一気にインチキ臭さマシマシに。"シャンボール"は、ト音記号のモチーフへ変更。
彼等の他にも、『サンジェルマン』には数多くのキャラバリエーションが存在しますが、
衣装の傾向は概ね共通し、"シャンポール"は常に片手で扱えるサイズに留まります。
※12巻表紙ラフ。インデックス&上条の表紙は「物語的に重要な巻か、或いは最終巻」まで取っておきたい
…とは思っているのですが、「別の良い案が出てこない」等々、うまく行かない事も。
加納くんと上条さんで「新ヒロイン→男の娘…だと!?」みたいなフェイント表紙でも良かったかなー。
※13巻表紙。うほほいジジイこと僧正さんから逃走中の上条&美琴。
当巻は実質、上記3キャラの独壇場なので、この二人が表紙になるのは必然かなと(僧正の立場は…)。
※14巻表紙。前巻とはうって変わって「ダブル右手野郎」と言う、ラノベ的にあまり嬉しくない絵面ですが、
13巻に同じく、内容を考えれば、表紙はこの2名しか居ないと思います。どうでしょう?
※上里翔流。だいぶ前にラフを切った「削板軍覇」の没稿を参照する形でアレンジ(SS巻ラフページを参照)。
顔周りは意図的に上条と似せていますが、上条よりも垢抜けた感じというか、普通にモテそうな感じというか…。
ちなみに『禁書』シリーズでは、キャラやイラストに"対"のモチーフを盛り込むケースがとても多いですが、
主人公の"対"である彼、実は上条さんよりも身長が高かったりします(設定身長:171cm)。
※パトリシア=バードウェイ+ショゴス。『SP』既読の方にはお馴染みの彼女ですが、
熱帯の猛毒生物をモチーフにした、今巻専用デザインに一新。
なお、左端が原案で、右ふたつは微妙な改定案なのですが、はいむらにしては珍しく
「ダウンは絶対に着せるべき!」(=露出度ダウンの措置)と主張してみたりしました。
※レイヴィニア=バードウェイ+カニバリゼーション。当初の彼女は、従来と見た目の違いは無かったのですが、
4C口絵の時点で「おや、レイヴィニアのようすが…?」感を提示したほうが良さそうだったので、
パトリシアに同じく、彼女も今巻専用デザインに。
※上里勢力の三人娘。地味目の1案→盛ってみた2案。『ギャルゲー的な歪さ』が、指定時からのコンセプトだったので、
「不自然に長い髪」とか「無闇にでかい花」といった、造形上のバランスを欠いた部分も意図的にスルーしています。
そう考えると、『ザ・玉藻前』と言った外見の獲冴は、一人だけ妙なデザインの安定感が有りますね…。
※木原唯一&木原脳幹。上里三人娘とは逆に、『普通』が唯一さんのコンセプトなので、そのように。
脳幹先生、これまで何度となく有ったイラスト化の機会をスルーしていたのは、
「最高にアガる(絵の)出しどころ」を窺っていたからだったりします。しかし…。
はいむら的には、最初の候補が「11巻の蠢動戦」だったのですが、
なにせ。『フルアーマー犬vs水槽の中にいるシャチ』という、かなりアレな絵面であったため、
「イラストの難しさ以前にキャラモノとしてどうなの…と言うか、11巻って"食蜂さんのためのお話"だからなぁ」
と、11巻イラスト案の捻出時に自没した記憶が。
※13巻表紙ラフ。肝は「一見、ラブラブなように見えなくもないけど、互いが見ているものは違ってる」ところ?
※14巻表紙ラフ。ちなみに、このW野郎表紙に"何とかして女性キャラを入れようと試みる、いち勢力"が存在しましたが、
今回は断固として拒否しました。新約9&10の表紙と同じで「他のキャラがホイホイ出張るのは、無粋」と言うヤツです。
※15巻表紙。今巻の内容からすると「このふたり」は外せないですよね(上条さんは除く)。
彼女たちの他にも、今巻における重要人物はもう一人居ますが
…まぁ、彼女はナンボでもイラストになる機会が有るから、今回は無理矢理出さなくても良いかな。
特に用も無いのに表紙にいた、『新約7巻』みたいな例も有りますし(←さらっと酷い)。
※去鳴その3…その3!?
「…1&2は、どうしたの?」という話ですが、「はいむら、アウトー!」という天の声に基づき封印指定となりました。
簡単に言うと「ヌードスケッチそのものなので、掲載は止めときましょう」と言った次第で。
しかし僕自身、掲載NGそれ自体に異存は無かったりするのですが、反面、この封印指定を受けた1&2…というか、
そのヌードスケッチ自体に、去鳴のキャラクター性の"核"を示し表す、極めて重要なファクターが点在するので、
ココで幾らテキスト補足しても、翼が片方もがれてるも同然なのが困りものでして…(続く)
※去鳴その4。
(続き)いちおう、ザッと箇条書きすると、去鳴に「子供を作るとか育てるといった器官」は存在しない、
クリオネ(←これは当初から指定に有ったもの)、単体で完結する不死性・永遠性、
でも何故だかレインコートで模しているのは半透明レースやフリル特盛のウェディングドレス
…と、まぁ大体そんな感じで。
ちなみに、当巻の1C5で去鳴の足元に転がっている一品は、ベビーラトルと知育ブロック。
※ビクビクウサギこと化性院明日香ことニセ木原唯一(長いよ)&メガネ君。
明日香さんはキャラ的に小萌先生に近く、インデックスともやや近い極性を持っていますが、
二人との最大の違いは「かろうじて人並み程度には、胸が有る」ところ。
どう見ても頼りないけど、やっぱり"お姉ちゃん"だよね的なギリギリのライン?
メガネ君はアレです。とても描きやすいです。文章読んだらこのキャラがしれっと出て来た感じというか。
※スーパー唯一さん&フェイク魔神ズ。しかし、見開きのタイミングを外してしまった
(=フェイク登場よりだいぶ前に絵が来てしまった)ため、魔神ズは本番で描かれなかったと言う…。
初出の魔神ズについては、特に造形上の工夫が無いので、殊更にココで言及する話も無いです。
『キメラ』が某アステリオスくんに似過ぎてしまったのが心残りなぐらいですかね?
※15巻表紙ラフ。キモは「タコさんウインナー」です。
と言う冗談はさておき、本当のキモは「化粧院明日香」さんです。
表紙に留まらず、彼女はイラスト上のメリットも特には無いのに、上条と上里の4C口絵に出張ったり、
クレーンゲームの挿絵(1C3)では、まるで"誰か"をキャトルミューティレートしているような
…って、ここまで書くのは無粋か。